GEMFOREX(Galaxy DAO)
GEMFOREXは2023年5月27日に「M&Aによる事業継承の協議開始」が発表された後、5月31日に一時的にサービス停止となりました。それから協議の結果、債務(出金遅延分)の継承・各種条件・買収金額で合意となり、8月1日にGalaxyDAOへ事業譲渡されました。しかし、8月15日公開のホワイトペーパーにて出金は行わず、その分独自トークンを発行するとのことです・・・。こんな状況で予定通り9月にサービス再開されるのでしょうか?
GalaxyDAO、M&A事業継承の協議、サービス停止中の遅延損害金(月末に年利5%)、出金遅延の詳細等に関しては下記をご覧ください。
個人的には結構やりにくい通貨ペアだと思っているので、ここ最近あまりポジションを取れていないドル円ですが、日本人のトレーダーなら大好きな方は多いと思いますので分析記事書いていきます。
【GEMFOREX】ドル円(USDJPY)月足
ユーロドルが月足で三角持ち合い上抜けしたのとは真逆で、ドル円は三角持ち合いを下抜けする形になっています。200SMAもトランプラリーの起点(2016年11月)で上抜けして以来、4年ぶりに下抜けしてきており、下方向へのバイアスが強いというのが見てわかるかと思います。
ただ、2016年の100割れトライが失敗に終わり、去年(2020年)3月のコロナショックでも一旦三角持ち合いを下抜けしたものの、猛烈な買い支えで三角持ち合いの中へ持ち直したということがありました。今は実体でしっかり抜けてきていて、これが三度目の100割れトライということになりますが、果たして三度目の正直で成功するのかどうか・・・個人的にはあまり自信を持てないというのが正直なところです。
他のドルストレートの月足を見ればドル全面安相場であることは明らかなのですが、世界的な超金融緩和を背景にしたリスクオン相場なので、そこまで円が強いわけではないんですよね。
参考までにクロス円の月足チャートを見ていきます。
まず、上はユーロ円の月足です。ドル円と同様、三角持ち合いを下抜けしてきてはいますが、その後が底堅いです。下抜けしてからダブルボトムの形を作ってきていて、今元のトレンドラインにタッチしてきているところです。まあ下降トレンド中のダブルボトムなんて否定されることが多々ありますし、トレンドラインでレジスタンスしてそのまま下にいくかもしれません。
ユーロ円自体をトレードするならもうちょっと様子見た方がいいと思いますが、ここで一つ言えるのは今はドル安相場ではあるけど、円高相場ではないということでしょう。
念の為、上のポンド円の月足チャートも見ていきます。こちらはユーロ円よりも弱含みですが、要するに強弱関係がユーロ>ポンドということですね。ユーロポンドのチャートが強含みなところからもそれが見て取れるかと思います。
下のトレンドラインで何度もサポートされていて、ポンドドルが上抜けしてきているという状況もあり、暫くは底堅く三角持ち合いの中で動くのではないでしょうか?
要するに、ポンド円のチャートからも、円高相場とは言えないということがわかるかと思います。
【GEMFOREX】ドル円(USDJPY)週足
週足はちょっとチャートを拡大してますが、今2つの下降チャネル(明るい緑、黄緑の2つ)が引けるかと思います。
どちらも上下のトレンドラインが強く効いてるように見えますが、どちらかと言うと黄緑の方がラインにガチガチでタッチしています。ただ、直近では明るい緑のトレンドラインに沿ってジリ下げしているように見えます。
いずれにしても戻り売りするにしても、どちらかのトレンドラインまでの戻しを待ちたいですし、深追いはできないですね。なぜなら去年3月まで続いたユーロドルのジリ下げ相場のパターンにとてもよく似てるからですw しかも、全般的にはさほど円高ではないですし、何かきっかけがあって1本火柱が立てば状況は一変しますし、長期でガッチリホールドはしにくいのかなと思ってます。
【GEMFOREX】ドル円(USDJPY)日足
日足に切り替えるとちょっとラインがずれるので若干修正した結果、週足とは微妙に印象が違うかもしれませんが、ドル円のショートをするとしたら黒丸をつけているところがちょうど2本のトレンドラインが重なるところなので、ここまで引き付けたいですね。また、個人的には黄緑のラインまで下げてきたら(もしくはラインタッチ後に長めの下髭作ってきたら)ロング入れるのもありだと思ってます。まあ長期足と逆方向にはなるので私は敢えてやる必要はないと思いますが。
黄緑のトレンドラインをもし下抜けするくらい強い値動きがきたら、去年3月のコロナショックでつけた101.1辺りと、明るい緑ライン(下にはみ出てて見えませんが)にタッチするのが今月中だったらだいたい100前後辺り(ざっくりですが)になるかと思うので、その辺がショートの利食いどころではないでしょうか?ただ、個人的には黄緑のトレンドラインを下抜けするところまでは期待しにくいので、ショート持ってたら黄緑のラインタッチで利確してしまうと思います。
追記
ドル円日足チャートの訂正版ですが、黄緑のトレンドラインの下の方をちょっと上に引き上げてます。
ちなみに、現在(1/7 0時27分)日足が昨日の陰線を包んできており、この包み足が決まれば反転サインになりますね。上の2本のトレンドライン付近までくるまで引き付けたいところです。
編集後記
作業着手するのが昨日より遅くなり、記事上げるのがさらに遅くなってしまいました・・・
まあ当面はドル円も上値重いのが続くとは思いますけど、ユーロドルのジリ下げ相場と似てるからどこで地雷踏むのかわからないから嫌なんですよねw
2023年8月16日(水)更新
GEMFOREXは2023年5月27日に「M&Aによる事業継承の協議開始」が発表された後、5月31日に一時的にサービス停止となりました。それから協議の結果、債務(出金遅延分)の継承・各種条件・買収金額で合意となり、8月1日にGalaxyDAOへ事業譲渡されました。しかし、8月15日公開のホワイトペーパーにて出金は行わず、その分独自トークンを発行するとのことです・・・。こんな状況で予定通り9月にサービス再開されるのでしょうか?
尚、GEMFOREXの一時サービス停止・M&A事業継承協議・買収先(GalaxyDAO)・規約違反者への対応厳格化・出金遅延に関しては下記の記事をご参考ください。
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